猛烈のサイレン|アシカ自小説!次なる時代の智慧!!!
社会人になってから随分、苦労を自ら選んできた。というのも3年前から収入という収入はないからである。
「稼げないなら、別れて」
そうやって同棲していた彼女から言われたのは、2年前のこと。彼女からの最終宣告であった。「女性という生き物は、友情は結べない」と、どこの誰だかすぐに思い出せないが、小説のワンフレーズの一文が頭に過った。その小説家もおそらく、私と似た体験をし、薄情な女性に遭遇したのだろう。そのため女性は、自分が薄情と知っているため、お金持ちや嫌われないように行動をとる。もちろん、すべての女性というわけではない。ただ、サラリーマンとして働いて普通の家庭を築きたい大衆の意見はそうなのだろう。私も、そのような大衆の家庭を築いていくはずであった。国家資格にも合格し、世間一般よりは優れた脳を持ち合わせてはいる。
10年前に大学を卒業し、普通の企業のサラリーマンを選び、平均以上の収入を得ていた。5年間はサラリーマンを続けてみたが、これといって何かがあったかと聞かれれば、金銭によって縛り付けるための仕組みになっていることだけが深々と分かった。社長の息子は社長。成り上がった社長がいてもいいはずだが、ここ100年の大手企業はほとんど同じ家系で経営されている。国も、政治家も、おおよそ同じだ。資格をもっていなくても、社長が誰よりもお金を持って行く。そして、そのお金は、株主様に還元され、その株主様はいつも同じ銘柄に行き着く。もし、株主様のいうことを聞かなければ、メディアによってペナルティをくらう。
「ブレーキに不備があり、1000万台のリコール?」
このようなニュースで、騒ぎが起こる。世界で日本車がいかに優れているかは、消費者が身を染みてわかっている。海外の車は、リコールにならない。それもそのはず。海外は、日本の企業がお金持ちであり、金払いがいいことを知っているからである。そのことを見破られぬように、お金で成り上がりの株主の銘柄まで作って、庶民に、株が儲かるように見せFIREさせる。なんとも、アホくさい。このシステムに付き合っている間に人生は終わってしまう。そう思ったので、そそくさと役職が付く前に退社した。その結果、3年前から収入はほとんどなくなってしまった。
社会人時代に付き合った彼女と3年ほど同棲をした。家事は私がして、彼女が稼ぐという形になっていった。SNSを通じ、閲覧数を伸ばしていたが、偽りの文を書くことは私には出来なかった。偽りの文というのは、誤字脱字のことでなく、この社会の人間のありのままの状態を記すことである。
「ありのままの人間を映す」と決まって、こうやって返ってくる。
「神様、どうか私に幸運を」
はぁ、と溜息をつきたくなる。参拝のときに神社の鏡が置かれているのは自分自身をみてみましょう。そのことが分かってから、神を拝むことはしていない。大衆は、醜い自分を見ることを恥じているのだろう。
「汝、己自身を知れ」
と、また誰かのワンフレーズが頭を過る。こうして、3年前から私は、貯金を崩し、両親に少しばかり支援してもらって、食べ物に行き着いている。そして、毎日「100円」あれば、今は生きていけることが分かった。というのも、自分で作物を栽培すれば、なにもスーパーに行く必要がないのだ。
ただ、問題がある。税金と戸籍だ。これを、日本ではリンク付けしている。健康保険という医療が儲かる仕組みである。そもそも、保険を払う義務はなかったのだ。それが、あるときから支払い義務が設けられた。まだ、一応医療システムが成り立っている。
「なぜ、まだ?」
と、疑問に思うだろう。働く人がいなくなれば、そのシステムは機能しなくなるからだ。「安心してほしい」日本の場合は、倒れている人がいれば99%周りの人が何かをしようとしてくれる。日本の個人の精神性は、好みである。ただ、仕組みづくりがあまりにも偏っているから、そこに対して言及しているだけである。
献血などで医療費を補い、ワクチンもその医療の金儲けの1つである。それなら、いっそのこと全てを赤裸々にして、医療費をクラウドファンティングすれば日本人は募金で成り立つだろう。疚しいことをしようとするから、嘘までついて報道する。
お金さえ、お金さえ、お金さえ。
全く、日本の企業は黒字である。国は税金を欲しがり、借金があると見せかける。日本の場合は、日本国民に借金しているだけだ。もし、個人が借金を返さなかったら、民事裁判に訴えられる。
「国が借金を返さなかったら?どうなるのか?」
「デフォルトで終わりだ」
個人に厳しく、組織には優しい。そのため、大企業や国が優遇され、一般人は、そこで採用され甘い蜜を吸おうとする。
お金さえ、お金さえ、お金さえ。
ああ、こうなってしまうと、紙切れとなる日が近いだろう。老人のタンス貯金をファイアーさせ、新規紙幣やデジタルに変更させようとしている。振り込め詐欺防止とか言っているが、そのタンス貯金をファイアーさせる予定を崩されると計画が崩れてしまう。「デジタル庁」に勤める役職の人がいるのだろう。実に、アホくさい。振り込め詐欺防止と訴えかけ、お金を払って動いている人がいる。そのお金の動きを調べれば、すぐにわかることだろう。株主を追っかけていけば、いつも決まったある1つになっていく。ローマに通ずというのは、あながち間違いではない。ローマという歴史を深く探って行けば、みえてくる。
随分、生臭い話をした。だが、これが人類のいまの仕組みなのだ。そのため、私はお金を追っかけるのをやめた。お腹が空いたら、畑に行き、その日食べられる物を収穫する。米と小麦、水は必需品だ。そして、人一人が、食べていくのに、そんなに働く必要もないことが分かってきた。齷齪働く必要も本来なかったのだ。自然のままに動けばいい。
あと、AIによって明らかにすべてがフラットになっていることも自覚している。いままでの株主の企業のトップたちすらも一人ひとり審判を受けている。そのため、そこに労力を割くのはやめたほうがいい。時間がもったいない。
「なぜ、こんなサイレン?」
と思うかもしれないが、世間知らずの一般人に警告しているのだ。
人間だけがいつまでも、のうのうと生きられると思ったら大間違いだ。自然からひしひしと、しっぺ返しの声が聞こえるのだ。
ベーシックインカムも用意されている。
だが、そこまで行くのに一人ずつの精神性が問われだした。自然と共に生きてきた大国の日本人が立ち上がるのだ。黒字であるということは、「お金さえ」にならず、方向性を決めることも可能なのだ。
そのことに一般人が気付くと、企業は働き手をなくして困るが、それ以上にどうしようもないアラームが鳴っている。
ゆでガエルになる前にまだできることがあるはずだ。「お金さえ、自分さえ、いまさえ」の三原則は、破滅をもたらす。「感謝して、自分も、他人も思いやって、7世代あとまで」の原則にすれば繁栄する。
たったそれだけのことだ。なにも難しいことではない。
2032年が最後の審判となる。
それまでに、「感謝して、自分も、他人も思いやって、7世代あとまで」の原則になっているだろう。
そうならなければ、その人たちは……
収入がないからこそ、見えてくる世界がある。では、収入が溢れんばかりあるからこそ、見えてくる世界もある。資本家たちは、恐れているのだ。例えば、メディアやヒットマンを一度雇ってしまえば、自分が次は命を狙われるかもしれない。
こうやって、自分を牢獄に入れるのだ。恐れるあまりに、自分を殺す人がいないかをデジタルの牢獄で監視し、創ってしまおうと試みるわけだが、他人を恐れている限り、永遠に牢獄に自らが入っているとは思わないらしい。
そんなアホくさいことに付き合わず、いい製品を提供することに専念していればどれだけ人類にとって役に立てるだろうか。
このような私の色眼鏡は、この世界をそのまま映してしまう。そのため、ほとんどの人は、読めない。人間の醜さを見るのは、とっても勇気がいるからである。中立の立場で物事も考える必要もある。そして、自分のわからないことは、思考を停止する。
2032年、人類と人間との棲み分けの最後の審判の日にあなたはどう変化しているだろうか。
とりあえず、2024年のサイレンとしてここに記しておいた。
私は、2032年のその日をニヤニヤしている。
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